プロジェクト初期メンバー
坂井 尊
大塚 久央
木村 拓司
梅田 尊之
新しい時代の塾のカタチを作る
早稲田スクールでは社長直轄プロジェクトの一つとして、DX化プロジェクトチームを発足。その軸と なる取り組みとして2022年4月に、オンラインでの授業を行う新校舎として、早稲田スクール熊本 バーチャル校を立ち上げました。 中学1年生から3年生までを対象とし、5教科(中1・中2は英語と数学)でのオンライン授業を提供する というものです。プロジェクトについてメンバーに話を聞きました
1 熊本バーチャル校とは?
早稲田スクール熊本バーチャル校は、その名の通りオンラインでの授業サービスです。 Zoomに加え、FAMcampus、ロイロノート、GDLSなどのシステムを使用し、双方向での授業を専用のスタジオから行なっています。授業ではzoomを介したやり取りが主になりますが、授業外の時間ではFAMcampusを利用し、進路指導や、生徒一人ひとりに合わせた学習管理などを行っています。
2 「早稲田スクールのオンライン授業」を実現するために。
「オンライン」という決断に踏み切った理由を教えてください。
実はプロジェクト発足前からオンラインでの授業を期間限定で行ったことはありました。しかし、zoomだけでは早稲田スクールの授業・サービスのク オリティとして成立しないという課題を抱えていました。転機になったのは、バーチャル校開校の半年前の11月、開校準備を進めていたプロジェクトメンバーが「FAMcampus」というサービスを見つけたことです。 これにより授業時間だけでは見ることのできない生徒の状況把握と管理がこのツールで可能になるとの判断から、バーチャル校開校への流れが一気に加速しました。
3 オンラインでも生徒が集中できる環境を作る。
オンライン授業の際に、気にかけていることを教えてください。
オンラインという性質上、どうしても「集中力」を維持してもらうのが 難しいため、さまざまな工夫をしています。一般的なオンライン授業では、生徒のカメラがオフになっていることも少なくないですが、早稲田スクールのバーチャル校では、ルールとして必ず全員がカメラをオンでの授業となっています。生徒の集中力を維持するために、目線や姿勢、相槌の仕方や肩の動きまで、授業担当者が目を光らせて授業にあたっています。 その他、チャットの活用やホワイトボードを使った問いかけなど生徒の集中を切らさない様々な工夫をしています。
4 保護者に安心してもらえるサービスへ。
バーチャル校(オンライン授業)は保護者に受け入れられていますか?
オンライン授業はもちろん、何一つ欠点のない完璧な学習形態というわけではなく、これまで塾が提供していたサービスの全てがオンラインに置き換わる訳ではありません。ですが、以下のようなポジティブな意見も見られます。
- ●ノート忘れがない
- ●通塾の時間がかからない
- ●保護者と容易にビデオ通話ができるため、食い違いや齟齬が生まれにくい
アンケートの結果から「ライフスタイルに合わせながらも、きちんと指導をしてくれる塾」が求められていると思います。
5 課題は山積。ただ、それだけチャンスも多い。
現状、バーチャル校が抱えている課題はありますか?
課題は山積みです。困難も多く、時間も多くかかりますが、そのどれもがバーチャル校のさらなる発展のチャンスであることを常に意識しています。
進学塾としての使命は志望校合格ですが、それだけでなくバーチャル空間上であっても人間力を養う指導や温かみのある心の通った指導が重要になると考えられています。
これらの課題に対して、プロジェクトメンバー全員一丸となって取り組んでいます。
今後の方針
DX化プロジェクトは次のステップへ
バーチャル校の運営だけでなくWEBマーケティング広告や社内業務のDX化など得意分野を活かした提案・業務補助を全社に向けて発信する部署として攻めのDXを推進していきます。動画制作やシステム開発も徐々に進行予定。
早稲田スクール「らしさ」を大切にし、今後も新しい取り組みを行っていきます。
バーチャル校とはどんなものですか?